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スマホ利用と学力の関係

スマホは少し使いくらいが良い!

生徒によくするアドバイスのひとつ

「今はスマホで簡単に知りたいことが調べられる時代だから、少しでも疑問を持ったことやわからない言葉などはきちんと調べる習慣をつけると良いよ」

これは自分自身もやっていることです!

 

調べることに労力がかかると時間が削られてしまいますが、スマホがあれば時間をかけずに新しい知識を得ることができます!効率よく勉強するためにもスマホは非常に便利です!

 

とはいえ、それは“勉強のために使う”ということが大前提。スマホを使う時間が増えるほど学力が低下することはデータでも証明されていること。スマホを娯楽や友だちとのコミュニケーションのためだけに使っていては、あっという間に時間が経って勉強量は減り、結果的に学力が低下してしまうのは当然のことです。さらに、スマホは便利だからこその欠点もあり、使い方次第では本来自分で考えたり練習したりが必要な算数・数学の計算や英語の問題もすぐに答えを得られてしまいます。

 

スマホがプラスに働くためには使い手の“自己管理力”が必要です!ラクをするためではなく効率を良くするために、必要なことにのみ使用する、そんな自己管理ができて初めて学力アップに役立ちます。

因果関係は明確ではありませんが、スマホを使う時間が長くなるほど学力が下がっている中で、1日1時間未満で使用している生徒のみ、全く使用しない生徒より学力がやや高かったという結果があるそうです。その理由は、自分の意思で使用時間をコントロールできる(=自己管理できる)生徒が含まれているからではないか…と考えられるそうです。

 

いずれにせよ、子どもの学力を上げたいのであれば、スマホを自由に使える環境は好ましくありませんので、大人による制限や約束などは必要ですね。もしくは、スマホを持つにふさわしい自己管理力が身につくように育てるか…いずれにせよ簡単なことではありません。

 

子どものより良い成長にはその子に関わる周りの大人の労力が必要です!しかも、労力をかければ必ずしも正解というわけではなく、それがその子にとって適切な労力であることが必要です。

私もたくさんの生徒と関わる中で、日々いろんなことを発見して、日々新しい関わり方を身につけていきます^ ^